2010年03月05日

網膜剥離

網膜剥離


網膜剥離(もうまくはくり、英: Retinal Detachment)は、目の疾患の一つです。網膜剥離は、網膜から神経網膜が剥がれることにより、視力・視野を失う病気のことをいいます。
 
網膜剥離になる原因についてです。

目の内部を満たす硝子体は通常ゼリー状ですが、加齢により一部が液状化し、 ゼリー状の硝子体が眼球の動きに連動して移動するようになります。 その際硝子体に網膜が引っ張られると、網膜に裂け目(裂孔)ができることがあり、その 裂け目から水が入ると網膜がはがれ、網膜剥離となるのです。

裂け目ができた状態では飛蚊症を生じることがある。網膜の刺激症状として光視症を訴えることもある。

網膜剥離の症状として、網膜がはがれると視野が狭くなります。また、剥離が網膜の中心部(黄斑部)に及ぶと、急激に視力が低下し、最悪の場合は失明に至ります。

網膜剥離の検査についてですが、検査は主に眼科において、眼底検査にて網膜剥離を判定すします。

白内障が強度な場合、散瞳困難・硝子体出血などで眼底検査が不能な場合などには、超音波検査機器にて判定します。
CTやMRIで二次的に発見されることもあります。

一般に網膜剥離眼は、眼圧が低下します。しかし眼圧が上昇し前房内炎症様所見を呈するSchwartz症候群も存在します。
網膜剥離の治療法についてです。網膜剥離の治療法は、レーザーを使ったもの、手術によるものが主なものです。

*レーザー光凝固術
網膜剥離で、網膜に裂け目ができた状態では、レーザー治療で裂け目の周りをレーザーにて瘢痕を作り、それ以上網膜が剥離しないようにして治療する。
なお、網膜剥離のレーザー治療に用いられるレーザーの強度は、クラス3Bやクラス4の強力な物です。

*手術
網膜剥離が生じレーザー治療では治療し得ない場合は、外科手術で治療します。手術には強膜内陥術、硝子体手術などがあります。

*自然治癒
若年層で稀に、網膜剥離が自然治癒する場合があります。


網膜剥離にかかるケース についてです。

*裂孔原性網膜剥離は、20代と40代で罹患確率が高くなります。40代以上になると、硝子体の老化が進むため、網膜剥離に罹患する確率が高くなります。これらに該当する場合は半年〜1年の範囲で定期的な検査が必要となります。

*網膜剥離は、眼球に強い衝撃を加えられるとかかりやすいです。特にプロボクサーは、頭部を直接打撃される頻度が非常に多いため、網膜剥離にかかる危険性が高いことで知られています。現在では手術で復帰できるケースが増えているが、多くの場合、選手は引退を余儀なくされます。

*野球やテニスで網膜剥離にかかることもあります。小さく硬いボールが眼球に当たるケースがまれに起こるためです。

*強度の近視、白内障手術後、後発切開術後の場合も、網膜剥離になる確率が高くなります。


網膜剥離の分類についてです。

*裂孔原性網膜剥離(れっこうげんせいもうまくはくり)
網膜裂孔を原因とし、網膜剥離が起きたものです。一般に網膜剥離というと、これを指します。

*黄斑円孔網膜剥離(おうはんえんこうもうまくはくり)
黄斑円孔を契機に、黄斑部より網膜剥離を起こしたものです(異論はあります)。強度近視眼に多い傾向があります。

*漿液性網膜剥離(しょうえきせいもうまくはくり)
中心性漿液性網脈絡膜症、原田病、加齢黄斑変性などを原因とし、漿液性網膜剥離が生じます。

*牽引性網膜剥離(けんいんせいもうまくはくり)
増殖膜等による網膜の牽引により、網膜剥離が起きるものです。糖尿病網膜症、未熟児網膜症等にて起きます。

posted by 瞳 at 16:38| 網膜剥離 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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